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赤いCIWL [客車]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。

しばらくご無沙汰していました。

今夏の異常な暑さの影響もあるのですが、仕事が忙しかったので、ブログの更新が滞っていました。

空いた時間に時々ブログチェックはしているのですが、今日チェックしていてちょっと気になる記事がありました。
Akiraさんのブログ、SpielkisteにMITOROPAの寝台車のことが書かれていました。
1960年代にklaviermusik-kobaさんが乗られたMITOPORAの寝台車が、実は旧CIWLのそれであり、戦後東ドイツに残って使用されていたこと、そのモデルを見たことがないこと、などがその内容でした。

私も彼の地の寝台車には興味があり、DBAG統合後に旧DBのWLABmh 175や、旧DRのWLAB 176などに乗ったこともあります。
また、CIWLを中心に、Rivarossi製やJouef製の寝台車も集めています。もっとも、最近のL.S.Modelsのものはちょっと精密すぎて、昔のRivarossiやJouefの製品とは合わないので、やや敬遠気味ではありますが。

さてさて、表題の「赤いCIWL」ですが、まさにAkiraさんが紹介されているMITROPA所属の旧CIWLの車両のことです。
これらを手に入れたのは、もう20年以上前になるでしょうか。細かいことはもう覚えていませんが、戦後のMITROPA所属が珍しくて購入したものです。

モデルは4種類所有しており、Jouefの古い製品が2つ、Rivarossiの古い製品が2つです。

Jouef 5305 Type Y(1985年発売)
P1000701.JPG
形式表記
P1000705.JPG
MITROPAのロゴ
P1000735.JPG
サボ
P1000737.JPG


Jouef 5304 Type WR(1985年発売)
P1000704.JPG
形式表記
P1000711.JPG
MITROPAのロゴ
P1000732.JPG
サボ
P1000736.JPG



Rivarossi 2922 Type Lx(1982年発売)P1000715.JPG
形式表記
P1000719.JPG
MITROPAのロゴ
P1000729.JPG


Rivarossi 2923 Type WR(1982年発売)
P1000722.JPG
形式表記
P1000726.JPG
MITROPAのロゴ
P1000727.JPG


カメラマンの腕が悪いの上に、反対側を撮影するのを忘れているという、とんでもない写真ですが、何とか製品の雰囲気はわかるのではないか、と思います。
DRの形式表記やMITROPAのロゴなどの印刷は、30年も前の製品にしては上出来ではないかと思います。
当時の製品は、今となっては入手困難であると思います。しかし、2012年に、今はHornbyグループであるRivarossiが、MITROPA所属の旧CIWL車両を新製品で発売する情報がありました。でも、まだ出ていない(?)ようです。



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Akira

おはようございます。

詳細なMITROPA客車モデルの記事ありがとうございます。元はCIWLのY形だったのですね。Lxまであったとは知りませんでした。

拙記事にトラックバックさせていただきます。
by Akira (2013-09-04 07:59) 

小林仁

興味深い記事ありがとうございました。に関してあまり知識がなかったのでいい勉強になりました。ありがとうございました。
by 小林仁 (2013-09-04 09:51) 

berg-montagne

Akiraさん、小林仁さん、こんにちは。

こちらこそ、20年以上前に興味本位で手に入れたMITROPA所属の旧CIWL車両のモデルが、実際に走っていたということがわかり勉強になりました。
何しろ、鉄道模型には、ファンタジーモデルも多いものですから。
ずっと、鉄道模型趣味を続けてきて、よかったと思います。
ありがとうございました。
by berg-montagne (2013-09-04 12:58) 

Akira

berg-montagneさん、こんばんは。

拙ブログ記事にも追記いたしましたが、その後、車体の窓位置がY形と異なることが引っかかり、調べてみたところ、拙ブログに掲出した写真のMITROPA番号(054-106)から調べてみました。すると、以下のようなことがわかりました。

WL S2 n° 2897 054-106 10106-5 1926 -- 1976 Ringhoffer

これは、この車両がS2形のCIWL番号が2897であるということを意味します。しかしCIWLのS2形は、1つの個室に大きな窓1つと換気窓付き小窓が並んでいて印象は大きく異なります。この小窓を潰してみると窓配置がMITROPA仕様と合うことがわかり、こちらが正しそうです。
このMITROPA寝台車モデルは、まだどこからもリリースされていないので、メルクリンから出してもらえないかな〜などと夢のようなことを考えています。
長文失礼しました。
by Akira (2013-09-04 20:01) 

berg-montagne

Akiraさん、こんばんは。

面白いですね。CIWLの東欧路線には、S1形、S2形、Y形などが投入されていたと聞いています。だから戦後MITROPAに移籍した車両があってもおかしくないのでしょう。
モデルは、当時S1形、S2形などがなかったので、Y型でMITROPA仕様に仕立て上げたたのだと思います。同様に、RivarossiからはLx形をクリーム色に塗装して、エジプト仕様を発売していました。Lx形は、ブリュッセルやパリから南仏ニースなどへの豪華寝台列車用なので、Y形流用のMITROPA仕様の方がはるかに実車に近いモデルであると思います。
by berg-montagne (2013-09-05 00:39) 

Akira

こんにちは、berg-montagneさん。

確かに仰る通りで、私もCIWL車両には興味があるものの、欧州各国に散らばっている関係もあって、車両の運用棲み分けや形式について中々全貌が掴んでいなかったので、今回のきっかけは非常に勉強になりました。実際1920年代のOrient-ExpressにはLx寝台車は使われていたのか?と言えば、それも懐疑的になりました。エジプト向けのクリーム色寝台車もS1形ですしね。ただ、S形でも充分に豪華なので良いのですが、楕円窓のついた出入口扉は魅力なので、VSOEはあれで良いのでしょうね。
by Akira (2013-09-05 08:16) 

Akira

こんばんは、berg-montagneさん。

ちょっと追記させてください。その後戦後のMITROPA車籍になったCIWL車両の表を見ていたら、Y形寝台車も少なからずあることがわかったのですが、そのほとんどが寝台車から食堂車に改造されていたことがわかりました。(MITROPA番号の054-XXXは寝台車で055-xxxは食堂車となっています。)その中で1両だけY形寝台車のCIWL 3724がMITROPA 054-003として在籍しているようです。
残念ながら写真を見つけることはできなかったのですが、このJouefの寝台車モデルも番号はともかく実在した車両ということがわかりました。Rivarossiの食堂車は、054-013なので番号は誤記でしょう。055-013は唯一のプルマン(CIWL 4011 Flèche d'Or)からの改造です。
by Akira (2013-09-05 20:57) 

300B

初めまして

Akiraさんのブログでコメント拝見しました

>しかし、75 Jahre MITROPA / Eisenbahn
>Journal (special 2/92)は持っていないのです。
>今から入手するかな、もう無理かなぁ。

EJ誌はデジタルアーカイブを出しているのでDVD-ROM版でしたら今でも入手可能です。私も手元に有りますが使い勝手が良く、ぜひ入手をお勧めします。

DVD: Die Sonderausgaben 1981-1993
(Alle Sonder- und Specialausgaben 1981-1993)

https://shop.vgbahn.info/eisenbahn-journal/shop/dvd%3A+die+sonderausgaben+1981-1993-_88.html
by 300B (2013-09-11 10:56) 

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