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青い特急 [近鉄]

みなさん、こんばんは。ご無沙汰しています。berg-montagneです。

忙しくて、しばらく更新が滞ってしまいました。

さてさて、そんな忙しい最中、先日、この電車に乗ってきました。

今年10月に行われる第62回式年遷宮に向けて、伊勢志摩への新しい観光特急として登場した近鉄50000系、「しまかぜ」です。
昨年秋に製造され、11月10日には「きんてつ鉄道まつり」で、外観のみでしたが高安車庫にて初めて一般公開されました。
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以来各種試験や試運転を重ね、3月21日からの運用開始に先駆けて去る10日に有料試乗会が行われたので、それに参加してきました。

有料試乗会は大阪上本町から賢島まで往復、その往路か復路のどちらかに「しまかぜ」に乗車するというもので、「しまかぜ」に乗った後に普通?の特急には乗りたくないなぁと思ったので、復路に「しまかぜ」に乗るBコースで申し込みました。往路は各自で賢島に向かうのですが、どうせ乗るのならと23000系「伊勢志摩ライナー」で運用される阪伊甲特急を選択、デラックスシートに乗って賢島まで行くようにしました。

大阪上本町駅。8番線に「しまかぜ」が停車しています。往路で乗車するAコースの人たちが盛んにシャッターを切っています。

「しまかぜ」と「しまかぜ」の2ショット(笑)。
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私は地下1番線から「伊勢志摩ライナー」に乗って、賢島に向かいます。

この阪伊甲特急は大阪難波10時20分発で、途中、大阪上本町、宇治山田、鳥羽、志摩磯部、鵜方に停車、土日祝日に1往復走っています。
「伊勢志摩ライナー」は6編成のうち4編成がリニューアル済み、今最後の2編成がリニューアル中です。赤ならいいな、と思っていたのですが、やって来たのは見慣れた黄色の編成でした。

伊勢路を順調に走って鳥羽に到着、ここから志摩線へ。志摩線は20年ほど前に2か所を除いて複線化されていますが、カーブが多いのでトンネルを掘って線路を付け替えた部分以外はゆっくりと走っていきます。

13時前にようやく賢島に到着。「しまかぜ」に乗るまで、2時間ほど待ちます。
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「しまかぜ」が到着しました。
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が、これは大阪上本町駅で見たAコースの試乗列車が到着したもので、回送されていきました。確認はしなかったのですが、おそらく志摩磯部まででしょうか。


待つこと1時間ちょっと。14時20分ごろに折り返しBコースの試乗列車になる「しまかぜ」が回送されてきました。
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車内整備のため、まだ扉は開きません。「しまかぜ」をくまなく撮影する人、カフェを楽しまんと並ぶ人、みなさん「しまかぜ」への期待で心が躍っています。

14時40分ごろに扉が開きました。さっそく乗り込みます。
指定された席は最後尾の展望車両、1号車2Aでした。
乗り込んだ最初の印象は、とても明るくて広い!の一言です。「明るいエントランス」です。
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数段上がって展望車両へ。ビスタEXよりは低いのですが、窓が大きく側天井まで開口していますので、眺めはとてもいいです。

座席の座り心地を確かめていたら、隣のホームに名古屋へ戻るもう1本の「しまかぜ」試乗列車が入ってきました。
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15時前に賢島を出発。

最後部から見た展望風景。車掌さんと係員さんがいらっしゃったのですが、眺めを見に来た試乗客のために隅っこに寄っておられて、なんか気の毒です。
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運転台。
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総革製の座席「プレミアムシート」。背もたれは電動リクライニングですが、フットレストも電動で上がってきます。シートピッチが1250mmありますので、背もたれを深く倒しフットレストを上げて、かなりゆったりと寝る?こともできます。
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この座席は車いす対応座席で、この座席がある車両は平屋の車両ですが、従来の特急車と比べて窓が縦方向に大きいので、座ると展望車両に引けを取らない眺めが楽しめます。

6両編成のうち、3号車はカフェ車両。販売カウンターとカフェ席(2階13席、1階6席)しかありません。前後の車両との行き来は側廊下を通るため、カフェのお客さんの邪魔にはなりません。カフェからの眺めを満喫されている方々でいっぱいでしたので、今回はパス。次回のお楽しみとしました。
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2階カフェ席
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1階カフェ席

4号車はグループ席車両。和風個室(4名)と洋風個室(4名)、サロン席(6名が3室)のみ。喫煙室もこの車両にあります。
サロン席は試乗客に割り当てられていましたので、和風個室と洋風個室のみ見学。
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和風個室
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洋風個室

この2室には液晶モニターがあり、観光案内などが視聴でき、さらに前部展望風景や後部展望風景も見る(速度表示付)ことができます。子供たちが前部展望風景を楽しんでいました。
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パウダールーム。1編成に3か所設置されています。
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指定された座席に戻って、車内販売でコーヒーを注文しました。なんと、ここにも「しまかぜ」が!
近鉄の「しまかぜ」に対する意気込みがうかがえます。
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リクライニングしてフットレストも上げてくつろいでいるうちに、いつしか大和八木を通過。ビスタカーほどではありませんが、五位堂検修車庫の留置されている車両もよく見えます。

大和川を渡り、高安、八尾、長瀬と通過。俊徳道を過ぎたところで、ひときわ高い建物を発見。あべのハルカスでした。
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布施、今里、鶴橋を通過して、大阪上本町に到着。約3時間の「しまかぜ」の旅でした。

大阪上本町8番線に到着。営業開始後は、このホームに「しまかぜ」が来ることは基本的にないはず。
試乗会の記念にと、またもや「しまかぜ」と「しまかぜ」の2ショット。
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久しぶりに、特急列車ではなく「特別急行」列車に乗った気分でした。

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