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レイアウト製作22 [レイアウト]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。

レイアウト部屋のエアコンの調子が、今年に入ってからよくありませんでした。10年近く使っていたのでもうそろそろいい頃だと思い、先日、新しいものに買い替えました。

レイアウトです。ターンテーブル側のポイント群のところも緑化しました。
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ついでに、またまた配線の一部を変更。下の写真で、手前の留置線からもリバース線に出入りできるようにしました。いつでも気の向いたときに、自由に配線を変更できるのが、Cトラックのいいところです。
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一旦切り離されたターンテーブルを、再度レイアウトにつなぐための分岐線も用意。下の写真で、仮置きしている信号所の横で途切れている分岐線が、それです。
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前にも書いたように、ターンテーブル周辺のグラウンドマット、薄い茶色のバラストにしようと思っています。しかし、Cトラックの道床の色が濃い目のグレーですので、グレーのバラストの方が一体感があっていいかなと思い始め、ここにきて悩んでいます。

レイアウト製作21 [レイアウト]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。

さらにレイアウトの緑化を続けます。

信号機とブレーキモジュールを使った自動運転も考えていますので、一番左側の待避線の有効長を、奥のポイントを移設して伸ばしました。
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3線式による拡張性の高いメルクリンをメインにしたレイアウトを作っていますが、2線式のデジタル(DCCやmfx)制御車両も何両か所有していますので、その車両の試験走行ができるように専用線を設けました。
青い線路につながっている、やや茶色がかった道床の線路部分がそれで、これはトリックスのCトラックです。
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この青い線路は、以前にも紹介しましたが、3線式のホットとグランドの接続を2線式につなぎかえるアダプター線路で、自作したものです。
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このアダプター線路を介して、2線部分にもCS2からの電気(信号)を送っています。

なお、トリックスのCトラックが足りないので、一部メルクリンのCトラックの裏側にある、左右レールの導通部分をカットして、2線式としてつないでいます。
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もともと、トリックスのCトラックはメルクリンのCトラックを基に作られていますので、センターレールがないこと、初めから左右レールの導通部分がカットされていること、以外は両者同じ構造です。そのため、メルクリンのCトラックを改造して、トリックスのCトラックと混在して使えるのです。


大きな緑化は一旦ここまで。次は高架線にグレーのバラストグラウンドマットを敷いていく予定です。なのですが、手持ちの在庫は100cm×75cmのものが1巻きだけ。到底足りませんので、追加購入しないといけないのですが、うまく手に入るかどうか。

はかるくん [近鉄]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。

きょう、5月17日、近鉄としてはマニアックな、「初公開!近鉄の施設ドクター!電気検測車“はかるくん”車内見学ツアー」という鉄ちゃん向けのイベントがありました。
今まで、きんてつ鉄道まつりの会場などで外観撮影しかできなかった電気検測車「はかるくん」の車内を初めて見学できるツアーで、これは見逃してはなるまいと申し込んでいたものです。

場所は吉野線の終点、吉野駅4番線。見学ツアーは10時10分から30分交替で12回行われ、私は最後の12回目、15時40分からの分に参加しました。

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「はかるくん」は、平成19年に2410系モ2411-ク2511の編成から改造された電気検測車で、モワ24-クワ25の2両編成です。測定機器を搭載しているのはクワ25の方で、モワ24は標準軌線区での牽引車です。狭軌線である南大阪線系を検測するときは、クワ25の台車を橿原神宮前の台車振替場で狭軌用台車に交換し、6200系モ6219-モ6220-ク6310かモ6221-モ6222-ク6311の大阪阿部野橋方に連結して、検測します。今日はモ6219の編成と連結していました。

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ク6310との連結部

ちなみに養老鉄道を検測するときは、桑名―播磨間にある東方台車振替場で台車を交換したうえで、610系モ613-ク513かモ614-ク614と連結します。

「はかるくん」は、昼間に営業列車と同じ最高速度110km/hで、電路・信号・通信の3部門の検測を同時に行うことができるそうです。

電路、つまり架線関係のことで、検測用のパンタグラフとレーザ光線を利用した測定器を使用して、架線の磨耗・偏位・高さ、ポイント部分の架線(わたり線)の高さ、パンタグラフにかかる力や離線などを測定、データ処理を行います。
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検測用パンタグラフ
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右の部屋の中に測定装置がある。測定中は1500Vの架線電圧がかかっている。
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測定台
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検測用パンタグラフをモニター

信号の検測は、ATS地上子からの信号を検測用車上子で受信して、異常がないかをチェックします。
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通信の検測は、列車無線の受信状態をチェックするものです。
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停電してもデータが飛ばないよう、無停電電源装置も設置されています。
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運転台。正面中央の窓下に前方監視カメラが設置されています。
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見学ツアーは16時10分に終了。「はかるくん」の吉野駅出発は16時47分。
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出発を見送ります。
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「はかるくん」の牽引車モワ24は、橿原神宮前駅構内に留置されていました。
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電気検測車や軌道検測車は、新幹線のドクターイエローに代表されるJR各社のものが有名ですが、私鉄では東急、小田急、京王、相鉄、そして近鉄が所有しています。関西私鉄では「はかるくん」が唯一の存在で、日々の安全輸送のために地道に活躍する、頼もしい車輛でした。

レイアウト製作20 [レイアウト]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。

さらに緑化を進めます。

今回緑化する部分の線路を撤去する前に、高架線脇の留置線の停めてあったAlexとMetronomの編成を、高架線に退避させます。

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準備ができました。

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線路を撤去します。

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今回は、NOCHのグラスマット春草色が1巻、手に入りましたので、これを使います。サイズは120cm×60cmなので、60cmの幅で奥から手前に貼り付けます。色調はFallerのものとほとんど変わりません。しかし、シートを貼る向き(芝目?)が90度変わっていますので、ちょっと濃い目に見えます。

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線路を復旧します。

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ターンテーブルを回ってきた列車がスイッチバックできるように、一部配線を変更しています。しかし、今は4両編成が限界なので、もう少し長い編成が折り返せるような、より良いCトラックの組み合わせがあれば、また変更するかもしれません。




レイアウト製作19 [レイアウト]

みなさんこんばんは。berg-montagneです。

レイアウト製作の続きです。

緑化運動を進めるためには、線路上の車両を動かす必要があります。ハンドクレーンでもいいのですが、車両を移動できるように、先に線路をつないでしまいます。

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ターンテーブルの周りを回ってきた線路を、先日緑化した部分の線路とつなぎました。
この線路につながる留置線の分岐は、以前はR2ポイントでしたが、先日のレイアウト配線の見直しでワイドポイントに交換しています。
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さらにダブルスリップ群の位置もずらして、写真左手の駅(?)予定地の有効長を少し伸ばしました。

配線変更が一段落したので、CS2に登録したレイアウト画面も変更しないといけません。
ところが、久しぶりにCS2を起動すると、なぜかポイントが動きません。電流は1A程流れていますが、ポイントのランタンは暗いまま。何か様子がおかしいので、ECoS2にかえてみると、すぐにストップします。レイアウトのどこかでショートしていました。

レイアウトの5ヶ所に給電していたフィーダーを外し、線路をあちらこちらではずして、ショートしている個所を特定していきます。ようやくターンテーブルをつなぐとショートすることがわかりました。

今日のところはとりあえずターンテーブルをレイアウトから切り離して仮復旧、CS2のレイアウト画面を変更しました。

ターンテーブル周りに茶色のバラストのグラウンドシートを敷く際、ターンテーブルを一旦外す必要があります。その時にショートの原因解明と本格的な復旧をすることにしました。

レイアウト製作18 [レイアウト]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。
ご無沙汰しています。

3年ぶりに、レイアウトをいじってみました。

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高架線を下りてきてからの配線が今一つ鉄道らしくありませんので、これを改善します。

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手持ちの右分岐と左分岐、そしてダブルスリップのそれぞれの数を確認して、新しい配線を検討。ヨーロッパらしい(?)配線にします。
三叉分岐も新たに使いました。

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反対側の配線も変更、すっきりとしたシンプルなものにしました。

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ターンテーブルへの配線も変更、さらに高架線が中央付近で盛り上がっていたのも橋脚の高さを調整して、下げました。

メルクリンのCトラックは、レイアウト台の上にただ置いてあるだけなので、このようにすぐに変更することができます。

完全な固定式レイアウトではありませんので、本格的なシーナリイをつくることは考えていません。
しかし、カッティングシートのグレーのままではあまりにも殺風景で、何か物足りない。草原のような明るい(淡い)緑が欲しいところです。
そこで、Fallerのグラウンドマットの一つ、淡い緑の草原を敷くことに決めました。

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右手の小さな駅を置いていたところから緑化開始。
Cトラックを一時的に外して場所を空け、両面テープで貼っていきました。

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ところが、ウチには75㎝幅で1mの長さのものが1巻しかなかったので、アッという間に工事は中断。
工事再開は、グラウンドマットを追加購入するまでお預けです。

ターンテーブル周りは薄い茶色のバラスト、高架線はグレーのバラストのグラウンドマットをそれぞれ敷く予定です。

白いCIWL [客車]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。

この前、赤いCIWLを紹介しましたが、その関連のブログ記事に関して、白いものもあるよと、コメントを書いていたときのこと。
そういえばその白いCIWLのモデルも持っていたなぁ、と思い出し、あちこち探して見つけてきました。

それが、このモデルです。

Rivarossi 2952 Egypt
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コンパートメント側
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通路側
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実際のエジプト仕様の寝台車は、S1形を基に製造されています。
先日、Akiraさんがブログで紹介されていたCIWL車両のPDFファイルの中に、その車両の写真があります。
http://ec64.pagesperso-orange.fr/IDR%2064%20CIWL.PDF

しかし、RivarossiにはS1形のモデルがないので、Lx形を代用して白く塗装してエジプト仕様に仕立て上げたものと思われます。

ちゃんとしたS1形のエジプト仕様(エポック2)は、L.S.Modelsから3両セットで発売が予定されています。
L.S.Modelsからは、CIWL寝台車の各形式を時代ごとにラインナップして発売する予定がアナウンスされており、実際にF形、S2形、Y形などの一部のセット、もしくは単品がすでに発売されています。
http://www.lsmodels.com/Pages/General_F/Cadres_General_F/production.php?lang=F&compagnie=CIWL

発売されるのを楽しみにしているのですが、これを牽引する機関車や編成を組むための他の車両はどうしましょう。

赤いCIWL [客車]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。

しばらくご無沙汰していました。

今夏の異常な暑さの影響もあるのですが、仕事が忙しかったので、ブログの更新が滞っていました。

空いた時間に時々ブログチェックはしているのですが、今日チェックしていてちょっと気になる記事がありました。
Akiraさんのブログ、SpielkisteにMITOROPAの寝台車のことが書かれていました。
1960年代にklaviermusik-kobaさんが乗られたMITOPORAの寝台車が、実は旧CIWLのそれであり、戦後東ドイツに残って使用されていたこと、そのモデルを見たことがないこと、などがその内容でした。

私も彼の地の寝台車には興味があり、DBAG統合後に旧DBのWLABmh 175や、旧DRのWLAB 176などに乗ったこともあります。
また、CIWLを中心に、Rivarossi製やJouef製の寝台車も集めています。もっとも、最近のL.S.Modelsのものはちょっと精密すぎて、昔のRivarossiやJouefの製品とは合わないので、やや敬遠気味ではありますが。

さてさて、表題の「赤いCIWL」ですが、まさにAkiraさんが紹介されているMITROPA所属の旧CIWLの車両のことです。
これらを手に入れたのは、もう20年以上前になるでしょうか。細かいことはもう覚えていませんが、戦後のMITROPA所属が珍しくて購入したものです。

モデルは4種類所有しており、Jouefの古い製品が2つ、Rivarossiの古い製品が2つです。

Jouef 5305 Type Y(1985年発売)
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形式表記
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MITROPAのロゴ
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サボ
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Jouef 5304 Type WR(1985年発売)
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形式表記
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MITROPAのロゴ
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サボ
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Rivarossi 2922 Type Lx(1982年発売)P1000715.JPG
形式表記
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MITROPAのロゴ
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Rivarossi 2923 Type WR(1982年発売)
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形式表記
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MITROPAのロゴ
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カメラマンの腕が悪いの上に、反対側を撮影するのを忘れているという、とんでもない写真ですが、何とか製品の雰囲気はわかるのではないか、と思います。
DRの形式表記やMITROPAのロゴなどの印刷は、30年も前の製品にしては上出来ではないかと思います。
当時の製品は、今となっては入手困難であると思います。しかし、2012年に、今はHornbyグループであるRivarossiが、MITROPA所属の旧CIWL車両を新製品で発売する情報がありました。でも、まだ出ていない(?)ようです。



青い特急 [近鉄]

みなさん、こんばんは。ご無沙汰しています。berg-montagneです。

忙しくて、しばらく更新が滞ってしまいました。

さてさて、そんな忙しい最中、先日、この電車に乗ってきました。

今年10月に行われる第62回式年遷宮に向けて、伊勢志摩への新しい観光特急として登場した近鉄50000系、「しまかぜ」です。
昨年秋に製造され、11月10日には「きんてつ鉄道まつり」で、外観のみでしたが高安車庫にて初めて一般公開されました。
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以来各種試験や試運転を重ね、3月21日からの運用開始に先駆けて去る10日に有料試乗会が行われたので、それに参加してきました。

有料試乗会は大阪上本町から賢島まで往復、その往路か復路のどちらかに「しまかぜ」に乗車するというもので、「しまかぜ」に乗った後に普通?の特急には乗りたくないなぁと思ったので、復路に「しまかぜ」に乗るBコースで申し込みました。往路は各自で賢島に向かうのですが、どうせ乗るのならと23000系「伊勢志摩ライナー」で運用される阪伊甲特急を選択、デラックスシートに乗って賢島まで行くようにしました。

大阪上本町駅。8番線に「しまかぜ」が停車しています。往路で乗車するAコースの人たちが盛んにシャッターを切っています。

「しまかぜ」と「しまかぜ」の2ショット(笑)。
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私は地下1番線から「伊勢志摩ライナー」に乗って、賢島に向かいます。

この阪伊甲特急は大阪難波10時20分発で、途中、大阪上本町、宇治山田、鳥羽、志摩磯部、鵜方に停車、土日祝日に1往復走っています。
「伊勢志摩ライナー」は6編成のうち4編成がリニューアル済み、今最後の2編成がリニューアル中です。赤ならいいな、と思っていたのですが、やって来たのは見慣れた黄色の編成でした。

伊勢路を順調に走って鳥羽に到着、ここから志摩線へ。志摩線は20年ほど前に2か所を除いて複線化されていますが、カーブが多いのでトンネルを掘って線路を付け替えた部分以外はゆっくりと走っていきます。

13時前にようやく賢島に到着。「しまかぜ」に乗るまで、2時間ほど待ちます。
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「しまかぜ」が到着しました。
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が、これは大阪上本町駅で見たAコースの試乗列車が到着したもので、回送されていきました。確認はしなかったのですが、おそらく志摩磯部まででしょうか。


待つこと1時間ちょっと。14時20分ごろに折り返しBコースの試乗列車になる「しまかぜ」が回送されてきました。
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車内整備のため、まだ扉は開きません。「しまかぜ」をくまなく撮影する人、カフェを楽しまんと並ぶ人、みなさん「しまかぜ」への期待で心が躍っています。

14時40分ごろに扉が開きました。さっそく乗り込みます。
指定された席は最後尾の展望車両、1号車2Aでした。
乗り込んだ最初の印象は、とても明るくて広い!の一言です。「明るいエントランス」です。
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数段上がって展望車両へ。ビスタEXよりは低いのですが、窓が大きく側天井まで開口していますので、眺めはとてもいいです。

座席の座り心地を確かめていたら、隣のホームに名古屋へ戻るもう1本の「しまかぜ」試乗列車が入ってきました。
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15時前に賢島を出発。

最後部から見た展望風景。車掌さんと係員さんがいらっしゃったのですが、眺めを見に来た試乗客のために隅っこに寄っておられて、なんか気の毒です。
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運転台。
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総革製の座席「プレミアムシート」。背もたれは電動リクライニングですが、フットレストも電動で上がってきます。シートピッチが1250mmありますので、背もたれを深く倒しフットレストを上げて、かなりゆったりと寝る?こともできます。
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この座席は車いす対応座席で、この座席がある車両は平屋の車両ですが、従来の特急車と比べて窓が縦方向に大きいので、座ると展望車両に引けを取らない眺めが楽しめます。

6両編成のうち、3号車はカフェ車両。販売カウンターとカフェ席(2階13席、1階6席)しかありません。前後の車両との行き来は側廊下を通るため、カフェのお客さんの邪魔にはなりません。カフェからの眺めを満喫されている方々でいっぱいでしたので、今回はパス。次回のお楽しみとしました。
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2階カフェ席
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1階カフェ席

4号車はグループ席車両。和風個室(4名)と洋風個室(4名)、サロン席(6名が3室)のみ。喫煙室もこの車両にあります。
サロン席は試乗客に割り当てられていましたので、和風個室と洋風個室のみ見学。
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和風個室
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洋風個室

この2室には液晶モニターがあり、観光案内などが視聴でき、さらに前部展望風景や後部展望風景も見る(速度表示付)ことができます。子供たちが前部展望風景を楽しんでいました。
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パウダールーム。1編成に3か所設置されています。
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指定された座席に戻って、車内販売でコーヒーを注文しました。なんと、ここにも「しまかぜ」が!
近鉄の「しまかぜ」に対する意気込みがうかがえます。
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リクライニングしてフットレストも上げてくつろいでいるうちに、いつしか大和八木を通過。ビスタカーほどではありませんが、五位堂検修車庫の留置されている車両もよく見えます。

大和川を渡り、高安、八尾、長瀬と通過。俊徳道を過ぎたところで、ひときわ高い建物を発見。あべのハルカスでした。
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布施、今里、鶴橋を通過して、大阪上本町に到着。約3時間の「しまかぜ」の旅でした。

大阪上本町8番線に到着。営業開始後は、このホームに「しまかぜ」が来ることは基本的にないはず。
試乗会の記念にと、またもや「しまかぜ」と「しまかぜ」の2ショット。
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久しぶりに、特急列車ではなく「特別急行」列車に乗った気分でした。

復刻ラビットカー [近鉄]

みなさん、こんばんは。berg-montagneです。

9月になりましたが、まだまだ残暑が厳しいですね。

今日は、近鉄南大阪線に帰ってきたウサギ?に会いに行きました。

今年は近鉄吉野線の吉野口―六田(旧吉野)間が開業して100周年になります。
これを記念して、近鉄が募集した「復刻ラビットカーで吉野山へ!」というイベントに参加してきました。昭和32年から平成3年まで活躍したラビットカーの初期の塗装「ラビットカラー」を復元、リバイバル塗装車としてイベント列車に仕立てたツアーです。

そのリバイバル塗装車が、こちらです。6020系6051編成です。
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橿原神宮前台車振替場に回送されてきた時の写真(9月1日)
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橿原神宮前8号線にて
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実に懐かしい色です。何回も塗料の調合を試作して復元されたのでしょう。当時の雰囲気がよく出ています。

イベント列車は、朝の9時に大阪阿部野橋駅を出発、天美車庫内にて車両の洗車を体験し、普段営業列車が乗り入れすることのない線路も走行して昼の14時42分に吉野駅に到着するものです。

実際の走行経路は、以下の通りでした。
大阪阿部野橋駅5号線を出発
→今川駅1号線を通過
→河内天美駅1号線に到着、5号線に引き上げ後天美車庫内の洗浄線にて洗車体験
→河内天美駅6号線に再度引き上げて1号線に転線、橿原神宮前方面へ出発
→河内松原駅1号線にて急行を待避
→藤井寺駅1号線を通過
→古市駅2号線に到着、引き上げ線に入線して折り返し4号線に転線、4号線から河内長野方面へ出発
→富田林駅2号線に到着、引き上げ線に入線して折り返し1号線に転線、1号線から古市方面へ出発
→道明寺駅4号線に到着、時間調整したのち、4号線から橿原神宮前方面へ出発
→尺土駅1号線を通過
→橿原神宮前駅7号線を通過
→壺阪山駅3号線に到着、時間調整したのち、3号線から橿原神宮前方面へ出発
→橿原神宮前駅8号線に到着、車両撮影時間を兼ねて時間調整したのち、8号線から吉野方面へ出発
→下市口駅1号線に到着、時間調整したのち、1号線から吉野方面へ発車
→六田駅2号線に到着、3号線(旧吉野駅ホームのある線)に入線して時間調整ののち、再度2号線に転線、吉野方面へ出発
→吉野駅1号線に到着
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この経路、とてもよく考えてあると思います。まっすぐ吉野に向かえば急行のスジで1時間半ぐらい、早朝の普通でも約2時間のところ、5時間42分もかけていくのです。

河内天美駅5号線・6号線は、南大阪線本線に並行している2本の引き上げ線です。東側(本線から遠い方)から5号線・6号線です。
道明寺駅4号線は普段、道明寺線の回送列車が通る線です。こんなところは、めったに営業(イベント)列車など通りません。
古市駅4号線は南大阪線上りホーム、ここから河内長野方面へ出発できることは、恥ずかしながら知りませんでした。
橿原神宮前駅8号線は、橿原線1番線の向かいです。ここは、時々南大阪線の団体列車から標準軌線の団体列車に乗り換えるときに使用されます。
下市口駅1号線は、昔、下市口行準急があったころに使用されていました。昭和40年代頃までは貨物輸送の入れ替え等にも使用されていた線です。
六田駅3号線は、100年前に吉野線が吉野軽便鉄道として開業した当初の吉野駅があった場所です。この場所は、六田から大和上市へ向かう勾配線から見下ろすことができます。両脇にホームの跡がありますので、通られた際には、一度見てみてください。

ずっと車内に乗り詰めでしたので、少々疲れました。しかし、面白い体験ができた、楽しいイベントでした。
近畿日本鉄道の皆様、ありがとうございました。


そういえば、ちょうど10年前に、6000系の最後の車両が6820系と置き換わる記念のイベントが行われたことを思い出しました。6820系で吉野へ行って、6000系で大阪阿部野橋へ戻るという内容でした。その時に撮った写真です。
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橿原神宮前8号線にて(2002年9月8日)

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大阪阿部野橋1号線にて(2002年9月8日)


これが南大阪線最後のラビットカーでした。





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